山里の生活文化の体験を通して森の自然とともに生きてきた人々の生活の知恵を知る活動です。
山間部での人の生活は、衣食住すべてに街中とは異なる強い制約を受けます。そうした制約があるからこそ、山里の生活文化は成立したのでしょう。山里の人と人、人と自然の繋がりの中は、生活上の制約を克服してきた知恵と工夫でいっぱいです。
山里文化を、そのまま街中に再現するのは難しいかもしれません。しかし、山里の中の生活をぎゅっと絞り、滴り落ちてくるものは、都会や現代の生活に必要な栄養素になりそうです。
地こしらえ・植林・下刈り・間伐・枝打ちなど、木をすくすく育てるための作業を体験します。
森づくりは四季を通じてさまざまな作業があります。小さい苗を植える作業もありますが、植えた木を大きくするために汗をかきながら行う下刈りや、みんなで力をあわせて行う間伐なども「体験の森」では楽しみながら行えます。これらの作業を終えた後の達成感や爽快感を是非とも体感してください。
また、自分が手を入れた森が生長していく姿を見ていくのも楽しいですし、伐採した木を活用した木工体験などもありますので、いろいろな形で森の楽しさ、素晴らしさを満喫していただければと思います。
自然豊かな奥多摩の山々。大自然のフィールドで、さまざまな体験をします。
奥多摩は東京都の西部に広がる山間部。都市部からは遠くも感じられます。しかし、奥多摩には多様な自然があります。同じ場所でも、春夏秋冬、昼夜、晴雨その他の条件で表情が大きく変わります。そしてその中に入る時、危険の回避も含め、日常ではあまり使わないあなたの五感、想像力、分析力などの感覚や能力もフル動員させることになるでしょう。気分をリフレッシュさせる、非日常の場所といえるかもしれません。こうした自然に接する楽しさは、奥多摩を都心からこんなに近い場所、に変えてくれるでしょう。