秋冬編
奥多摩町は年間212万2千人が訪れる観光の町で、多くの登山者ハイカー、キャンパーなどのアウトドアを中心とする観光に人気があります。電車を使って気軽に日帰りで訪れることのできる奥多摩の山々は人気が高く、週末には多くの登山者で町内の各駅が賑わうこともしばしばです。
多摩川に沿ってJR青梅線の御岳駅をすぎると次の川井駅が奥多摩の玄関口となります。駅を降りて北に都道を進むと大丹波集落があり、高水三山で知られる岩茸石山(793m)や、棒の嶺(969m)をはじめ大丹波川に沿って登る川苔山(1363.3m)への登山道もあります。
さらに一駅進むと古里駅からは赤杭尾根のロングコースを経て川苔山へも登ることも出来ます。
次の鳩ノ巣駅からは日帰り登山で人気の川苔山登山コースをはじめ、多摩川対岸から御岳山(929m)へのコースなどバリエーションに富んだ登山コースがあります。続く白丸を経て終点奥多摩駅からは六ツ石山(1478.8m)、鷹ノ巣山(1736.6m)、七ツ石山(1757.3m)を経て東京都の最高峰雲取山(2017.1m)へと続く石尾根ルートがあります。またここでバスを乗り継ぎ日原や小河内ダム方向へと進むとさらに奥深い奥多摩の山々に進むことも可能です。
奥多摩都民の森は奥多摩の山々の南側に位地し、奥多摩三山と数えられる三頭山(1531m)、御前山(1405m)、大岳山(1266.5m)の中間にある御前山の北斜面82.4ヘクタールを体験の森として紹介するところで、標高650メートル地点に管理施設栃寄森の家があり、様々な林業体験、自然体験、登山、釣り、農業など奥多摩を満喫していただく各種イベントの提供や、一般の方の宿泊にも対応させていただいてます。
そんな人気の高い奥多摩登山を初めて経験する方のために、登山用品を専門に提供する好日山荘瑞穂店さんのご協力により奥多摩の秋冬登山に関する安全装備・山での便利グッズなどをご紹介します。
名付けて・・・
「集まれ山ガール秋冬安全登山編」の始まりです・・・
奥多摩登山の安全装備を探しに好日山荘瑞穂店に到着!
奥多摩都民の森のNaoです!今日は山の安全いっぱい習っちゃいます!
お店の奥田さんにご案内頂きます。よろしくお願いします!
肌に直接触れるインナー選びはフィット感はもちろん快適機能も大事な項目です。
使うシーンに合わせたパンツ選びも重要な項目です。ご不明な場合はお気軽にご相談ください。
Naoさんには秋山登山にふさわしい動きやすく華やかなショートタイプがお勧めされました!
Naoさんお気に入りの冬バージョンはこちら!
Naoさん風対策のシェルも選びました。
奥多摩の雪にも対応した冬の男女のウエアーです!
足に合った登山靴選びは、お店の専門スタッフに相談してください。
靴を履いたら登り下りそれぞれのフィット確認を忘れずに!
雪山でのアイゼン装着も可能なタイプの登山靴です。
この時期のスパッツは雪の進入をふせぐ必須アイテムで、ロングタイプを選びましょう。
奥多摩の雪山では6本爪のアイゼンをお勧めしております。必ず登山靴に合ったものを選んでね!
Naoさんが持っているのは4本アイゼン。お勧めは彼女が装着する6本爪アイゼンです。
晴れていても絶対携帯しなければならないレインウエアーは防水性の高いものをお勧めします。
様々なサイズや機能を備えたザック選びは、専門スタッフにぜひご相談を。
色々試してNaoさんはお勧めのピンクのザックをチョイス!決め手はジャストフィット。
まずは腰で支えるよう位置を決めます。
次に肩ベルトの位置を決めます。このときザックと背中がフィットするようしっかり締めます。
ザック上部が体から離れないよう締めます。
肩ひもの食い込みを緩和し余裕を作ります。
これで長時間の登山も安心です。
積雪期に有効なトレッキングポールの紹介です。
降雪期用スノーバスケットは大きな面積で雪に埋まりにくくなってます。
ポールを使った登り方の練習です。
急な斜面では短かめに握ることでその都度の長さ調節なしでも快適な歩きやすさを維持します!
年間を通じて必要なアイテムで季節や天候により仕様が異なるため、目的に合ったチョイスが必要。
サイズの合わないものはストレスの元!必ず左右のフィッティング確認をしてください。
目的地の地図は必須アイテム、当日の携帯は基より、念入りな事前確認を怠りなく。
携帯やGPSが進んだ今でも常に自分のいる位置と進行方向の確認するためのコンパスは必須アイテム。
日帰り登山でも決して油断することなく、ヘッドランプ(予備の電池も用意)はお忘れなく!
水筒にはいろいろなタイプがあります。これは軽量でおりたためるタイプ。専用のホースを使ってお飲みいただけます。
登山に必要となる水の量は季節や個人によって差があります。水筒の容量の選び方は是非ご相談ください。
ソックスはサイズ合わせを基本に、素材などお店の方に相談してみては・・・
突然の雨風や停滞する時にも威力を発揮する軽量コンパクトなツェルトを是非装備してください。
すっぽりかぶって使ったり、ロープやポールを使ってテントとしても使用できる優れものです。
食べる・飲む・温める、など様々な機能を有するカップはあると便利な山のアイテムです。
コッフェル・バーナー・ナイフなど、あると便利な山道具は、登る山、技術に合わせての装備をお勧めします。
山で蜂に刺されたら・・・そんな時威力を発揮する毒を抜く携帯用吸引器です。チクッ!
山での食事にフリーズドライ食品で軽量化。ラインナップも充実しています。
今回ご紹介する「奥多摩登山の安全装備・秋冬編」は奥多摩都民の森の登山イベントにお越しの際の参考にしていただけると幸いです。
様々な登山シーンに必要となる装備は多種多様なため、今回紹介する用具はすべての秋冬山に適合するものではなく、登る山や登山の内容に沿った用具の選択をお願いいたします。
このたび撮影協力いただきました株式会社好日山荘瑞穂店の皆様 には、大変お忙しいところご対応いただき誠にありがとうございました。